…戦略とは戦いを略すとの意味です。
■経営がうまくいっている会社には特徴があります。
- 『競合しない』ビジネスを構築できています。
戦いを略す戦略を有しています。 - 『利益を確保できる』利益率が設定されています。
- 『安売りをしない』との決意が固いです。
- 『売上至上主義』ではありません。
また、これらの基本ルールを死守するための勉強に熱心に取り組んでおられます。勉強熱心です。
1.競合しない!
競合を出来るだけ回避する、ビジネスを設計する時に最初に考慮すべき事柄、まさに戦略のことです。同じような商品・サービスを同じように売っていても、うまくいかないのは当然です。違う商品・サービスを、違う売り方で、店舗ビジネスでは違う場所で売る、この原理原則をしっかり確認しましょう。競合の真ん中で戦う、どんなに頑張り続けてもうまくいかない(売れない)のはこのためかもしれません。
2.利益を確保する!
利益を確保する、ビジネスを設計する時に極めて重要な視点です。同じ投資をして、同じ経費で、同じ売り上げを上げても、その粗利益率が30%か40%か50%か、この違いは利益に格段の差をもたらします。その後の経営が全く変わります。儲からない利益率を設定したがために、どんなに頑張り続けても上手く行かない(利益がでない)のはこのためかもしれません。
3.安売りをしない!
安売りをしない、販売戦略から安売りの発想を捨ててください。売上をいくら伸ばしても、その価格を割り引いてしまっては何の意味もありません。10%の値引きは、最初から利益を10%放棄することと同義です。忙しいのに儲からない状況「繁盛貧乏」に陥るのは、安売りをするから、または、そもそも値決めが安すぎる(当初から安売り状態)からかもしれません。
4.売上至上主義に陥らない!
売上ではなく、利益を優先して求めて(管理)ください。「いくら売れそうか?」「いくら売れた?」ではなく、「いくら利益が出そうか?」「いくら利益が出た?」で管理してください。社長は「売上」ではなく「利益」を求めてください。赤字に陥るのは、そもそも「利益」を最初から求めて(管理)いないからかもしれません。
- うまくいかない経営を行っている会社は、案外単純です。上記の様な基本を外しているからです。軌道を修正してください。
- そもそも上記の基本を外したプラン?で創業を企てる創業者も少なくありません。見直してください。
■『経営の方針』、その要諦は『繁盛貧乏に陥らない』ことです。
再度ご確認ください。
- 力相応オンリーワンを目指す。
→どこにでもあるネタをビジネスにしない。一工夫、二工夫… - 低粗利益率のビジネスは行わない。
→粗利益率30%未満はおすすめしない。小資本企業には難解です。 - 価格を売るための道具に使わない。
→安売りはしない。 - 売上至上主義に陥らない。
→売上よりも利益を優先する。
この機会にご自身のビジネスモデルを点検してください。特に、有店舗型のビジネスは、その立地(競合状況)によって業績が大きく変わります。また、立地の置き換えは容易ではありません。
立地の選定には多くのエネルギーを費やしてください。
銀行融資プランナー協会の正会員である当事務所は、クライアントに『お金の心配をできるだけしない経営を行ってもらう』ための新しい機能(=金融機関対応を含む財務の機能)を持つことを宣言いたします。我々は、『税理士』ではなく、『新・税理士』です。遠慮なくご相談ください。
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