…第3次の申請締切日は7月10日です。
IT導入補助金は、製品・サービスの生産・提供などを行っている中小企業・小規模事業者等が、自社の強み・弱みを認識、分析し、生産性向上のためプロセスの改善と効率化に資する方策として、あらかじめ事務局(一般社団法人サービスデザイン推進協議会)に登録されたITツールを導入する事業者に対し、ITツール導入費用の一部を補助するものです。
今年度も数次の締切日が設定されており、第3次締切日は7月10日、第4次締切日は7月31日となっています。
通常枠の概要をみておきましょう。
■補助の対象となる事業
補助の対象となる事業の主な内容は次のとおりです。
(1)日本国内で実施される事業であること。
(2)事務局(一般社団法人サービスデザイン推進協議会)が認定した「IT導入支援事業者」が登録するITツール(ソフトウエア等)を導入する事業であること。
※ソフトウエアが保有する機能の導入により、労働生産性が向上する、または効率化される業務プロセス(顧客対応、決済、会計、総務等)の数によって次の2つの申請類型があります。
- A類型:業務プロセス1種類以上
- B類型:業務プロセス4種類以上
■補助要件
主な要件は次のとおりです。
(1)日本国内で事業を行う中小企業・小規模事業者等であること。
(2)ITツールの導入により、労働生産性の伸び率の向上について、1年後の伸び率3%以上、3年後の伸び率9%以上となるよう、数値目標を作成すること。
(3)B類型に申請しようとする場合は、以下の要件をすべて満たす3年の事業計画を策定し、従業員に表明していること。
- 事業計画期間において、給与支給総額を年率平均1.5%以上増加させる。
- 事業計画期間において、事業場内の最低賃金を地域別最低賃金+30円以上の水準にする。
(4)gBizIDプライムアカウントを取得していること。
(5)独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」の宣言を行うこと。
(6)gBizIDプライムを利用して、みらデジ事業者登録を行ったうえで、みらデジ経営チェックを実施すること。
※「みらデジ」は、中小企業庁が実施する中小企業・小規模事業者等の経営課題をデジタル化により解決することをサポートするポータルサイトです。
「みらデジ」TOPページ:https://www.miradigi.go.jp/
■補助対象経費
ITツールの導入に係るソフトウエア費、導入関連費等が対象となります。
■補助金額
対象となる経費の1/2以内で、以下の金額が支給されます。
- A類型:5万円以上150万円未満
- B類型:150万円以上450万円以下
補助金の活用をお考えの方は、まずは自社の業種や経営課題に沿って、
IT導入支援事業者と導入したいITツールの選定から始めてください。
詳しくは以下のホームページからご確認ください。
https://www.it-hojo.jp/
〇補助金・助成金に関するご相談は銀行融資プランナー協会正会員事務所である当事務所にて承っております。お気軽にご相談ください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。